2026年(令和8)5月13日、池井戸潤先生の約2年ぶりの新刊「ブティック」が発売されました。
もう皆さん読みましたよね。
今回は「もちろん『プティック』はとっくに読了済さ!」という方のための記事、ネタバレ全開書評です。「読みドコロ」の解説になります。
え、読んでない?
もしまだ未読の方は、ネタバレなしの下記記事から読んでみてね。楽しめますよ。

そして今回も当然、筆者の体験談!
いつもの物語会話形式で書評をお伝えします。
詳細、下記参照。
「ブティック」の読みドコロ、下記3点。
1. 雨宮秋都の生き方
2.M&Aについて
3.世の中:正義、銀行、生き方について
今回は満を持して「跳ぶ読書の情報屋」、登場してもらいましょう。
とても使いやすいから彼のこと、筆者はちょっと重用しがちなんだよね。
えっ?誰のことかって?
それは下記を読んでのお楽しみ・・・
1-23-73話(章番号、Profile参照)
73-① 「ブティック」発行!
舞台は、いつものツチノコデザイン 株式会社。
え〜、これで今月の売上計画会議は終了とする。各自、会社のため自分のため、計画達成に邁進するように。
いつもの長い長〜い会議が終了。
どうして会社って、ムダな会議が多いのかね・・・
会議終了後の会議室、ピョンサブローとカメキチは疲労困憊・・・
本当、ムダな会議が多すぎ!
そんな時間、本でも読んでいた方がよっぽど有意義だよな!
そうだよね。会議、エライ人の自己満足のためで、不必要なモン多すぎ・・・エライ人の講演会聞いているだけって感じ・・・
ところで、本を読む話が出たけど、池井戸潤先生の新刊、「ブティック」は当然読んだよね!
そうです。
2026年5月13日(水)、待ちに待った下記が発行されました。
当然、読了済さっっっ!
いやぁ〜、いい作品だった。
イヤな会議の気分直しに、「跳ぶ読書の情報屋」ことこのカメキチ様が、ちょっと語ろうか・・・
73-② 「ブティック」の読みドコロ
いろいろと、刺さるシーンが満載だったよね!
特に刺さったのが、下記3点かな・・・
「ブティック」の読みドコロ、下記3点。
A. 雨宮秋都の生き方
B.M&Aについて
C.世の中:正義、生き方について
なるほどね。語ろうじゃないか!
A.雨宮秋都の生き方
まずは主人公、雨宮 秋都(あまみや しゅうと)。下記表記があったよね・・・
第一話・P13 /世の中の会社の力になりたい。困って会社を救いたい--
第二話・P119/己の人生を切り拓くのは、他でもない自分自身だ。未来の扉は、自らの力で開ける。それが人生というものではないか。
第五話・P344/何が何でも、あのキッチンカーのふたりを助けたい。助けることが、自分にとって唯一の存在証明のはずだ。
池井戸潤「ブティック」より ※ページ数はダイヤモンド社単行本 第1刷のページ
若いけど、カッコいいよな!
そう、この主人公・雨宮 秋都の「真摯さ」、胸を打つよね。彼の存在こそ、この作品の「読みドコロ」かも・・・
オレもこんな風に生きたい!と思わせてくれるよね。
B.M&Aについて
次にM&Aについてだけど、下記のように表記があったよね・・・
第一話・P44 /M&Aは、人の心を映す鏡だ。それを秋都は目の当たりにしていた。
第四話・P259/M&Aは情報戦だぞ。(中略)お互いに情報が必要なときに融通しあって、成長していく。お前が知りたい情報があれば、俺なら迷うことなく耳打ちするだろうな。俺たちは運命共同体だ。
池井戸潤「ブティック」より ※ページ数はダイヤモンド社単行本 第1刷のページ
M&Aって、どうしても「敵対買収」のマイナスイメージが今まで強かったよね。
そう、M&Aってそんなイメージが大きかったよね。でもね、それはこの「ブティック」を読むといかに一面的だったか思い知らされるよね・・・
「人の心を映す鏡」であるM&A、見る人によって異なって見えるということ、痛感したよね・・・心の貧しい人と心が豊かな人、見え方は全く異なるんだよね。
汚い部分は確かに存在する。
でも、M&Aという「運命共同体」には、「汚い共同体」も「真摯な共同体」もあるんだよね。
C.世の中:正義、生き方について
最後は「世の中:正義、生き方」について。
この作品の一番のキモだよね・・・
第二話・P96 /あのさ、世の中の正義と銀行の正義ってちがうんだよ(中略)雨宮は自分の正義が銀行のルールに優先されるものだと思ってるみたいだけど、本当にそうなの?
第四話・P271/情報源はイコール人脈でもあるから(中略)君もそのうちわかるだろうが、世の中っていうのは平等じゃないし、正義が勝つわけでもない。強くて賢いものが勝つんだ。
最終話・P506/強いものが勝つ組織でいいはずがない。(中略)強い者ではなく、正しい者が勝つ--そんな組織であってほしいと思わないか?
最終話・P550/いや、銀行だけではなく、世の中の会社、あるいは政治の世界でも、そんな理不尽が罷り通っている。社会の正義と、会社という組織の正義は違う。きっとその矛盾こそ本当に戦うべきものなのだろう。
最終話・P572/やりたいことがお金儲けって虚しいなって。私は留学して経済学を学ぶけど、その知識やノウハウはお金儲けのためじゃなく、人を喜ばせたり、救ったりすることに使いたい。
池井戸潤「ブティック」より ※ページ数はダイヤモンド社単行本 第1刷のページ
これぞ、池井戸作品!と思わせてくれる箇所だよね。
世の中の理不尽、正義とは・・・考えさせられるよね。
正義における現実の哀しさ、そして生き方・・・
やっぱり正しく生きたいよね。
困っている人を救ったり喜ばせたりできるような、そんな生き方をしたいね。
73-③ 「ブティック」、今後・・・
ピョンサブロー、一つ予言するよ!。
なんだい?
絶対この作品、テレビドラマ化するよ!!!
そんなの予言でも何でもない・・・
誰でも想像できることじゃないか・・・
そうかも・・・
でも作品、10回程度が1クールのテレビドラマにピッタリだと思わないか?
そうだね・・・
いっそのこと、池井戸先生に脚本書いて欲しいよね・・・
そう、下記の映画は、「ツバキミチオ」のペンネームでの池井戸先生の脚本だったんだよね・・・
そうだね・・・
池井戸先生が脚本のドラマ、見てみたいね・・・
何、こんなトコで喋ってるのよ!
スッポン課長がカメキチさんを、打ち合わせしたいって探してるわよ!!
イケネー・・・
お仕事、お仕事っと・・・
73-④ 「ブティック」、まとめ
「跳ぶ読書の推しの子」、エルです。
皆のアイドルことこの私が、今回は登場ナシ?
(著者め、覚えてらっしゃい!ただじゃ、済まさないわ!)
とりあえず、今回のまとめは以下の通り!
「ブティック」の読みドコロ、下記3点。
1. 雨宮秋都の生き方
➡雨宮 秋都の「真摯さ」、胸を打つ
2.M&Aについて
➡ M&A「運命共同体」、「汚い共同体」も「真摯な共同体」もある
3.世の中:正義、銀行、生き方について
➡ やっぱり正しく生きたい
この作品、とっても分厚い作品です。
高さ18.8cm×奥行き12.8cm、厚さ3.5cm、そして重さ526.6グラムもあります。
ちょっとした武器ですよね。
「文庫になるまで待とう」、という方もいますか?
そんな方に、「跳ぶ読書のヒロイン」から一言。
時間を、お金で買いなさい!
この作品、今という時間を逃して読まないと、絶対後悔するわよ!
というワケで・・・・・・当然、次回に続く。
1-23-73話終了/1-24-74話に続く
