いつも通勤で通る駅の花屋
見かけたのはピンクのバラ
どこかで見たかなぁ
既視感を感じたピョンサブロー
でも、通勤で焦っていた彼にはそんな花を愛でる余裕は・・・
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15-① 与えられた機会に全力を尽くすしかない

けっけっけっ、決闘だって?

男はやる時には、やるしかないんだ!「お兄様」と闘ってやるとも!!
1-14-14話の続きである。屋上でコーヒーブレークしていた所、カメキチが物騒なことを言い出した。

なぜ、決闘? なぜ、エルの「お兄様」なんて知ってるんだ?

フッ・・・「社内一の情報通」のこのカメキチ様を、
ナメちゃあいけないなっっ!
カメキチの話は以下の通り。****************
時は戻り、2週間前。エルの「歓迎女子会」会場である。

アハハ!酔っぱらいましたぁ!!楽しいれーす!

ちょっと、大丈夫???(この酔い方、誰かに似てるわね・・・)

全然、ダイジョウブれす・・・・
と、そんな感じで宴も盛り上がり、当然女子会でお決まりのコイバナ!
「エルちゃんて、彼氏はいるの?」
「いないれすよぉ・・・だいたいうちのお兄ちゃんは強くて過保護で怖いから、変なヤツと付き合ったら許さないって脅されているんれすよ! 彼氏ができたら「決闘する覚悟があるヤツ」連れてこい!なんて言うんれすよ! もっとワイン下さい。あ、このお店はレモンハイのメガ盛りはないれすかぁ!」
「エルちゃんと付き合うには、お兄ちゃんのお許しが必要なのね。あとレモンハイのメガ盛りって、赤羽の立ち呑みくらいしかないと思うわ・・・・」
「そうなんれす、私と付き合うにはお兄ちゃんのとの決闘とお許しが必要なのれーすっっっっっっ! ピョン子さん、レモンハイのメガ盛りはまだれすかぁ~~~」

この酔っ払いめ!!! でも、誰かに似てるような気がしてならないわ・・・
と、こんな感じである。呑み会でも鋭いのは、さすがピョン子である*******

というわけで、「お兄様との決闘」が必要なんだ。池井戸潤の「ルーズヴェルト・ゲーム」って作品にも、こんなことが書いてこと知っているかい?
与えられた機会に全力を尽くすしかないし、そうすることでしか、自分の存在価値を見出すことができません。後は各自で解決するしないんですよ
池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」
カメキチよぉ・・・確かに池井戸先生のいうことは正しい。でも今回の引用って「跳ぶ読書」史上、一番的を得ていない引用ではないかい・・・

カメキチ、止した方がいいぞ!

ヘビオ・・・屋上にいたのか?

屋上は喫煙所があるよな。オレの縄張りさっっ!
「お兄ちゃん」の件だけと、ウワサでは格闘技やっていて身長
2メートル・体重は100kg超の巨漢だそうだぞ!

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言葉を失ってしまったピョンサブロー・・・現実の「お兄ちゃん」は驚愕していた・・・
15-② 会社だけが儲かっても、社員が不幸であれば意味がない。
この日は急いで帰宅したピョンサブロー。当然、エルに問い正すためだ。

「お兄様」のウワサがスゴイぞ!なぜなんだ!ウワサに尾びれがついて背びれがついて、フカヒレになってしまってるぞ!

あらフカヒレ、私は大好物よ! 姿煮にして一緒に食べましょ!

そうだね、一緒に美味しく食べよう・・・じゃなくて、どういうことだ!

女子会の時に私が何か言ったみたいだけど・・・恥ずかしながら、覚えてないの。エヘッ、カワイイでしょ!

全然カワイくないわっっ!!!
「でもね、お兄ちゃん、私最近つくづく思うんだ」
エルが急に真面目につぶやく。
「カメキチさんもヘビオさんもピョン子さん、そしてもちろんお兄ちゃんも含めて皆が皆がんばってるなぁーってね。きっと皆、ある意味幸せなのかなあっ-てね。」
ピョンサブローは池井戸潤の「ルーズヴェルト・ゲーム」の一節を思い出した。
会社だけが儲かっても、社員が不幸であれば意味がない。社員まで幸せにして初めて、経営は成功したといえるのではないか、と。
池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」
そう、こんな取るに取らない日常が「幸せ」なのかも・・・そう思ってしまったピョンサブローだった。
15-③ 社業を繁栄させるために楽な道はありません。しかし、最短な道はある
それ以来、ピョンサブローはいっそう仕事に励んだ。
そう、「幸せ」を実感し更に強固な自分のモノにしたかったからだ。

最近、絶好調ね!
ピョン子はいつもながら、よく見ている。
ピョンサブローは言った。
「池井戸潤の「ルーズヴェルト・ゲーム」の一節に、こんなことが書いてあるんだ」
「社業を繁栄させるために楽な道はありません。しかし、最短な道はある」細川はいった。「今回はその道を偶然見つけることができた。たったそれだけのことです」
池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」
「そう、仕事に楽な道はないんだ。ただし最短の道はあるかもしれないから、頑張るしかない!」

そうね、がんばろうね!
あらあら・・・仲がよろしいようで・・・

陰でそっと見守るエル。最近のいつもの光景だ。
ピョンサブロー、お前には絶対負けない!

陰で闘志を燃やすヘビオ。こちらは1話から続く、いつもいつもの光景だ。
いつもと違う光景。
会社近くのトレーニングジムで、体を鍛えているヤツがいた。

「お兄ちゃん」待っていろ!鍛えに鍛えてるからなぁ! 勝負だぁ!!!
カメキチよぉ・・・努力の方向が違うのでは・・・
そんな日常も・・・当然、次回に続く。
まとめ 「ルーズヴェルト・ゲーム」
① 与えられた機会に全力を尽くすしかない
② 会社だけが儲かっても、社員が不幸であれば意味がない。
③ 社業を繁栄させるために楽な道はありません。しかし、最短な道はある
・私も「全力を尽くす」こと、いっそう励みたい、そう思ってます。
・幸せか不幸か・・・幸せって、結局は後から振り返った結果論ですよね。だからこそ幸せだったと後から思えるよう、後悔なきように生きていきたいです。
・今回で15話が終了しました。何人の方が15話すべて読んでいただいたかわかりませんが、筆者としては1つの区切りであり、通過点です。私は変化は嫌いません。現状に満足は致しません。次回あたりから、もっともっと変化を求めていくつもりです。次回から少し新しい書き方になるかも・・・でも、それが変化です。変化なくては、進化はありませんよね。
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ピンクのバラの花言葉・・・「可愛い人」「幸福」「感謝」等所説がある。
でも、ピョンサブローは思った。
結局は人それぞれ。
「可愛い」か「幸福」か「感謝」すべきかは、結局はその人がどう思うか。
これから先の人生、「幸福」だったと思えるためにも日々後悔することなく生きて行こう。
そんな想いで、花屋の店先のピンクのバラが目に染みた・・・・・・
1-15-15話終了/1-16-16話に続く
*2022年7月5日初掲載