2026年(令和8)10月、池井戸潤先生原作ドラマ『俺たちの箱根駅伝』!いよいよ始まりましたね。
もう皆さん、御存じですよね。
第4回まで放映後の時点でこの文章を書いてます。
今回は、当初の回を視聴した時点での『俺たちの箱根駅伝』のドラマと原作の違いや3つの魅力を探っていきます。
そして今回も当然、筆者の体験談!
いつもの物語会話形式で書評をお伝えします。
詳細、下記参照。
1. 『俺たちの箱根駅伝』ドラマと原作の違い
2.3つの魅力
A.走る者と伝える者、二つの戦い
B.甲斐監督の人生の指針、たすきに懸ける意地と執念
C.中継現場の執念!小説では味わえなかった映像のリアリティー
3.原作とドラマ、それぞれの魅力を楽しもう!
今回は、自称「跳ぶ読書のヒロイン」に登場してもらいましょう。
ヒロインである彼女は不可欠だから・・・。
えっ?誰のことかって?
それは下記を読んでのお楽しみ・・・
1-24-77話(章番号、Profile参照)
77-① 『俺たちの箱根駅伝』ドラマが始まった・・・
舞台はいつものツチノコ商事。
秋になって繁忙期。
となると、当然残業が続く毎日・・・
夜の会社、エラい人は帰宅して残っているのは若手ばかり・・・
ピョンサブローのヤツ、「今宵オレは得意先の接待だから、この提案書まとめといて」だってさ・・・言うは易し・行うは難し、そしてヤツが吞んでいる時に、こっちは働いているという腹立たしさよ・・・
ごめん、悪いけどヨロシク!得意先と呑み中のピョンサブローでした・・・
それはそれは、お疲れ様。まあ、仕方ないわ。お仕事よ!
そう、お仕事ですよね。
でも、ほとんどの人が帰った後のオフィスって、ちょっとドキドキですよね。
そう、エルちゃんのいう気持ちはわかる。
いつもは皆がマジメに働いている所なのに、その空気が一変する感じがワクワクだよね。
そんな空気が、雑談大会の幕開けとなっていく・・・
仕事をしなくてはいけないのに、ついついそっちのけにして雑談。
会社員のあるあるだよね・・・
ところで、いよいよドラマ『俺たちの箱根駅伝』始まったわね!
原作を読んでいたから、放送を楽しみにしていたの。
箱根駅伝って走る人たちのお話だよね? ドラマもずっと走っているの?
ハハハ、エルちゃん。そこが、この作品の面白いところなんだ。『俺たちの箱根駅伝』は、走る学生たちだけでなく、駅伝を伝えるテレビ局の人々も描いた物語なんだよ。
そうなの。だからこそ、原作とドラマで、どんな違いが生まれるのかも気になるところね。
原作とドラマって、違うことがあるものなの? 同じお話なのに?
そこは映像化の醍醐味だね。小説には小説の、ドラマにはドラマの魅力がある。
じゃあ、原作との違いと3つの魅力を紹介しよう!
原作を読んだ人も、ドラマから見始めた人も、一緒に楽しんでいけるわね!
77-② 『俺たちの箱根駅伝』ドラマと原作の違い、そして走る者と伝える者、二つの戦い
まず気になったのは、テレビ局側の描写が、かなり目立っていることなの。
テレビ局って、駅伝をテレビで放送するところですよね? 選手が走る姿を映せばいいんじゃないの?
いやいや、エルちゃん。大きな駅伝中継は、カメラを回して映像を流すだけでは成立しないんだ。どんな映像を届けるか、どうやって中継を成功させるか。そこにはスタッフたちの仕事や葛藤があるんだ。
原作も、走る学生たちと伝えるテレビ局の人々、二つの世界を描いているんだよ。
そうなの。でも、ドラマを2話まで見た段階では、テレビ局側の話が前面に出ているように感じたわ。
学生たちの取り上げ方が、ちょっと少ないようにも思えたのよね。
えーっ! 箱根駅伝のお話なのに、走る人たちよりテレビ局の人たちのほうが目立つの?
そこは、ドラマを見ていて気になる人もいるかもしれないね。実際に、「箱根駅伝の番宣に過ぎない」という趣旨の批判的な感想も見かけたそうだ。
ただし、それは一つの見方。ドラマ全体の評価がそうだと決まったわけではないよ。
うん。私も、テレビ局側の描写が多いという理由だけで、ドラマを否定したいわけじゃないの。
スタッフたちにも、それぞれの事情や譲れない思いがある。そこを描くことで生まれる人間ドラマも、この作品の魅力だと思うわ。
じゃあ、テレビ局の人たちのお話も大事なんだね!
もちろん。ただし、大切なのは二つの物語のバランスだね。
学生たちが襷(たすき)に懸ける思いと、テレビ局のスタッフが中継に懸ける思い。立場は違っても、どちらにも譲れないものがある。
その二つがどう結びつき、どんなドラマを生み出すのか。それが、この作品の大きな見どころなんだ。
そうなの。だから、これから学生たちの思いや葛藤が、どこまで深く描かれるのかにも注目したいわ。
走る者と伝える者。二つの戦いが響き合ってこそ、『俺たちの箱根駅伝』の魅力がもっと伝わってくると思うの。
なるほどー! 走る人だけじゃなくて、走る人を応援したり、伝えたりする人にも、それぞれの物語があるのね!
そのとおり。まだ序盤の数話までの段階だから、これから印象が変わる可能性もある。学生たちとテレビ局、それぞれの物語がどう展開するか、しっかり見届けたいね。
77-③ 甲斐監督の人生の指針、たすきに懸ける意地と執念
私がこれからの展開で、特に期待しているのが甲斐監督の存在なの。
甲斐監督って、選手たちに走り方を教える監督さんですよね?
それだけじゃないんだよ。甲斐監督の言葉には、陸上競技の指導を超えた、人生の指針ともいえるものがあるんだ。
目の前の勝負にどう向き合うのか。苦しいときに何を信じるのか。そして、自分の人生をどう歩んでいくのか。そうした問いにもつながっているんだね。
そうなの! 私は、甲斐監督が選手たちに伝える言葉に、とても注目しているのよ。
ただ勝つための指示を出すのではなく、選手たちが自分自身と向き合うきっかけになる。そこが大きな魅力だと思うわ。
でも、監督さんの言葉を聞いたら、みんなすぐに強くなれるのかな?
いい質問だね、エルちゃん。
言葉を聞くだけで、すぐに人が変わるとは限らない。
大切なのは、その言葉を受け取った選手が何を感じ、どう行動するかなんだ。監督の言葉が、それぞれの選手にどんな影響を与えるのか。そこに注目したいね。
そうなの! 原作を読んでいるからこそ、ドラマではその言葉がどんな表情や声で表現されるのか、期待が膨らむの。
そして、もう一つ忘れてはいけないのが、選手たちが襷(たすき)に懸ける意地と執念ね。
襷って、次の人に渡す布ですよね? そんなに大事なものなの?
襷は、ただ次の走者に渡すものではないんだ。仲間の思いやチームの願いをつなぐものでもある。
自分一人のためだけではなく、仲間のために走る。苦しくても、自分の限界と向き合いながら襷をつなごうとする。そこに、箱根駅伝ならではのドラマが生まれるんだよ。
そうなの。甲斐監督の言葉と、選手たちが襷に懸ける思い。その二つがどう結びついていくのか、これからが楽しみだわ。
監督の言葉で、選手たちの気持ちや走り方が変わっていくかもしれないんですね!
その可能性もあるね。
小説で描かれた言葉や心の動きが、ドラマでは映像を通してどう伝わってくるのか。それも原作を読んだ人ならはの楽しみ方だと思うよ。
甲斐監督の言葉が選手たちの心にどう届くのか。そして、選手たちはどんな走りで応えるのか。
ここは、これからの放送でじっくり見届けたいポイントね!
77-④ 中継現場の執念!
小説では味わえなかった映像のリアリティー
そして、ドラマを見ていて「これは映像ならではだなぁ」と感じたのが、テレビ中継の現場なの。
テレビ中継って、テレビ局の人たちが駅伝を撮影することですよね?
それって、いつものテレビ番組と同じじゃないんですか?
いやいや、エルちゃん。大きな駅伝中継を成功させるためには、たくさんのスタッフが動いているんだ。
中継の現場には、準備もあれば、判断を迫られる場面もある。視聴者に駅伝の魅力を届けるために、それぞれのスタッフが自分の役割を果たそうとする。その姿もまた、物語になるんだよ。
小説を読んでいるときも、中継を成功させるまでの苦労は想像できるの。
でも、ドラマではスタッフの動きや表情、現場の空気が映像として目の前に現れる。そこが大きな違いだと思うわ。
あっ、文字で読むのと、実際に動いているところを見るのとでは、感じ方が違うってこと?
そのとおり! 小説では、読者が頭の中で場面を想像する。ドラマでは、その想像していた現場が、映像や音、役者の演技によって具体的に表現されるんだ。
序盤数話まで見て印象に残ったのは、スタッフたちの執念ね。
ただ中継をするだけじゃない。箱根駅伝を視聴者に届けようとする、その仕事への向き合い方が伝わってきたわ。
思わず「さすが日テレ!」と感じたところね。
そんなにすごいんのね! やっぱり、箱根駅伝を中継しているテレビ局だからなのかしら?
実際の中継を知る人たちが、どんな現場を描いてくれるのか。そこに期待したくなるのは自然なことだね。
もちろん、ほかのテレビ局にも番組づくりの工夫や苦労はある。だから、日テレだから絶対にほかではできない、とまでは言い切れないけれどね。
うん。私が感じたのは、箱根駅伝を伝える側の仕事への熱意が、映像を通して具体的に見えてくる面白さなの。
小説を読んでいるときには想像するしかなかった中継現場。その空気やスタッフの動きが見えることで、物語に違ったリアリティーが生まれていると思うわ。
じゃあ、実際の箱根駅伝の中継が始まったら、もっとすごい場面が見られるかもしれないかも・・・
そこは、これからの楽しみだね。今のところ、ドラマの中では実際のレース中継が本格的に描かれる前。これから本番に向けて、どんな準備や苦労が描かれるのか。そして、その執念がどんな映像につながるのか。注目したいところだよね。
そうなの!
選手たちの走りだけでなく、その姿を届けるために奮闘するスタッフたちにも目を向けると、ドラマをもっと楽しめそうね。
小説では想像するしかなかった中継現場のリアリティー。
映像ならではの魅力を、これからも味わっていきたいわ。
77-⑤ まとめ/原作とドラマ、それぞれの魅力を楽しもう!
ねえ、カメキチさん、結局、原作とドラマはどっちが面白いの?
おっと、エルちゃん。
そこは簡単には決められないね。
小説には、登場人物の心の動きを自分のペースで想像しながら読める魅力がある。
一方、ドラマには、役者の表情や声、現場の空気を映像で味わえる魅力があるんだ。
そうなの。原作と違うところがあっても、それだけで良し悪しを決める必要はないと思うの。
むしろ、違いがあるからこそ、ドラマならではの表現に気づくこともあるのよね。
なるほど! 同じ物語でも、楽しみ方が違うのね!
そのとおり。
今回注目した3つの魅力を振り返ってみよう。
3つの魅力
A.走る者と伝える者、二つの戦い
――テレビ局側と学生たち、それぞれの人間ドラマはどう結びついていくのか。
B. 甲斐監督の人生の指針と、たすきに懸ける意地と執念
――監督の言葉が選手たちに何をもたらすのか。
C. 中継現場の執念と映像のリアリティー
――小説では想像するしかなかった現場が、映像でどう描かれるのか。
まだ序盤まで見た段階だから、これから楽しみにしていることもたくさんあるの。
甲斐監督の言葉は選手たちにどう届くのか。学生たちの思いは、どんな走りとなって表れるのか。
そして、テレビ局のスタッフは、箱根駅伝をどんな映像で届けてくれるのか。
わあ、気になることがいっぱい!
早く続きを見たいな!
これからの展開によって、今感じている印象も変わるかもしれない。
それも連続ドラマを追いかける楽しさだよね。
原作には原作の良さがあり、ドラマにはドラマの良さがあるのよね。
どちらか一方だけを持ち上げるのではなく、それぞれの魅力を楽しみながら、これからの『俺たちの箱根駅伝』を見届けていきたいわ!
・・・・・・・・・・・・
こんな風に、ツチノコ商事の残業の夜は更けていくのだった・・・・・
皆、くっちゃべってないで、働け!
「跳ぶ読書」主人公のピョンサブローです。
おいおい、オレは主人公なんだぜ。それなのに、出番が少な過ぎ・・・皆、オレのこと忘れないように!
ということで、今回のまとめは下記の通り!
1. 『俺たちの箱根駅伝』ドラマと原作の違い
2.3つの魅力
A.走る者と伝える者、二つの戦い
B.甲斐監督の人生の指針、たすきに懸ける意地と執念
C.中継現場の執念!小説では味わえなかった映像のリアリティー
3.原作とドラマ、それぞれの魅力を楽しもう!
この『俺たちの箱根駅伝』、文庫化もされて発行しました。
未読の方、必読ですよ。
ドラマが楽しくなること、保証します。
ドラマが楽しくなると言えば、このドラマの公式ムックの発売も決まりましたね。
こちらはどのような本なのか、楽しみにしております。
2026年は「池井戸潤プロジェクト2026」の年です。
え?「池井戸潤プロジェクト2026」を知らない?

というワケで・・・・・・当然、次回に続く。–
1-24-77話終了/1-25-78話に続く
